定年退職後の選択

老後の準備

正しい選択が重要

こんにちは
退職者Aです。

定年退職をした60代の男性です。
現在もフリーターとして働いています。

突然ですが…
「今あるあなたはあなたの選択の結果による」
という考えがあります。

結局、今このような生活を送っているのは、自分が選択してきた結果だというわけです。
確かに周りの人々や環境により、影響を受けてきたでしょう。
他人や環境のせいにするのは簡単なことです。
しかし、結局、最終的な決断をしてきたのは自分なのです。

やろうと思えば、そうでない道を選択することもできたのではないでしょうか?
若い内なら、一か八かの勝負もできます。
間違った選択をしてもやり直すチャンスは多いでしょう。
若い方は今話題の「FIRE(早期リタイア)」を目指すこともできます。

しかし、65歳を過ぎると、もう間違ってはいられません。
より安全な道を選んで行くべきです。

いやいや、まだ30年はあるじゃないか。
第2の人生が待っているぞ。
人生100年時代だ。
そう言う人もいます。

しかし、100歳まで生きても、100歳まで元気な人は稀です。
ほとんどが、体を壊したり、病気を抱えたり、頭がぼけたりするのです。
周囲の老人を見れば、一目瞭然です。

「健康寿命」は後10年もないのです。
せめてこの10年だけでも自由に充実した生活を送りたいものです。
もちろん10年以上そうなれば良いのは言うまでもありません。
残りの人生は正しい選択をして行きたいものです。
定年退職後、あなたはどんな選択をしてきましたか?
まだ定年退職前の人はどんな選択をしたいですか?

60歳定年退職後にまず成すべき選択

私はいわゆるブラック企業(本人の判断です)に60歳まで勤めていて、60歳で定年退職をしました。
この時初めて老後について真剣に考えることになりました。

遅すぎます。
もっと若い内から、真剣に取り組んでおくべきことでした。
これは大きな反省点です。

60歳になったら年金もらってのんびり過ごせるのかなというぼんやりとしたイメージしか持っていませんでした。
それは全くの間違いでした。
初めて厳しい現実に直面しました。
そして目が覚めました。
安定した老後生活のために勉強することにしました。

社会では、60歳定年というのが今では一般的です。
その後すぐに年金はもらえません。
年金の支給は65歳から始まります。

ですから、まず60歳から65歳に年金をもらうまでどうやって過ごすのかの選択をしなければなりません。

2021年4月1日に施行された「高年齢者雇用安定法の改正」によると
65歳までの雇用確保の措置として、企業に以下のいずれかの選択を義務付けています。

1.65歳までの定年延長
2.定年制の廃止
3.65歳までの継続雇用制度の導入

このいずれかを企業は選択するわけですが、一番多いのは3.の65歳までの継続雇用制度の導入だそうです。
60歳定年退職で退職金を受け取り、65歳まで契約社員や嘱託社員として再雇用されるのです。

私の勤めていた会社もこの制度を採用していました。
私は、1年間この制度を利用して、引き続き雇ってもらうことにしました。
実は、一刻も早くブラック企業を辞めたかったのですが、次の就職先のあてが有りませんでした。
しばらく収入を得ながら、次の就職先を慎重に探そうと考えたわけです。
ブラック企業なので、退職金はほんのわずかでした。
まだ少しでもあるだけましなのでしょうか?

継続雇用ですが、身分は正社員から契約社員ということになりました。
給料は大幅に下がりました。
その代わりと言っては何ですが、週休3日にしてもらいました。
これまた給料は大幅に減りましたが、週休3日の余裕と言うか新しい働き方を体験したというか、極めて貴重な体験ができました

働き方は自分で決める!

自分の今の仕事が好きで会社も気に入っているなら、再雇用が正解です。

しかし私のように今の会社に大きな不満を持っているなら、絶対に転職です。
今のスキルや経験が生かせる場所は山ほどあります。
スキルや経験がなくとも今は探せば仕事はあります。
もっと条件の良い仕事が見つかるかもしれません。

60歳定年で退職して後は年金で余裕の生活なんて昔話です。
年金は65歳からしか受給できません。
(60歳から繰り上げ受給するという選択肢もあり、これを利用する人は多いようです)

ある試算によると、高齢者夫婦無職世帯の1か月の平均支出は、26万円程度だと言います。
60歳で定年退職して、65歳まで年金が支給されるまで、預貯金を崩して生活するとします。

26万円×12か月×5年間 = 1560万円 です。

2000万円ぐらいの預貯金があってもすぐに大半が吹っ飛んでしまいます。
不動産や株などで得られる不労所得でもない限り、働くしかないでしょう。
私も例外にもれず、不労所得はありませんので、働きました。

そして、今も働き続けています。
いまさら遅いのですが、少しでもゆとりある老後生活を目指して勉強したいと思います。
次の選択肢は、このままひたすら働き続けるのか、年金だけで生活して行くのか、少しでも不労所得を得て余裕のある生活をするのかということです。


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