年金受給に関する私の考え

老後資金を補う年金

私はどうしたのか?

年金の受給に関する私の結論は以下の通りです。
現行法では、年金の支給開始年齢は65歳からです。
65歳になるとき私は以下の選択をしました。

1.65歳で厚生年金だけ原則通り受給する。

2.国民年金は70歳まで繰下げ受給とする。

3.70歳をとりあえずのゴールと考えて働ける限り働く。

年金を一部(厚生年金のみ)もらうことで余裕ができます。
それで、フルで仕事を入れる必要がなくなります。
好きな仕事を好きな時間だけ選択してできるようになります。

年金を一部(国民年金のみ)繰下げ受給することで、毎年 8.4% 支給額を増やすことができます。
最長75歳まで年金額が増えるのを楽しむことができます。
そして必要となれば、いつでも支給開始にすることもできるのです。
選択の自由が得られます。

70歳まで働くというのはとりあえずの目安です。
社会や人とのつながりも持てて老化防止にもつながります。
当然、収入も増やせます。
無理して働こうとは思いません。
好きな仕事を好きなだけするつもりです。

健康寿命というのがある

現行の規則で、一番多くの年金がもらえるようになるのは、75歳まで繰り下げた場合です。
年金は 84% (0.7% × 12か月 ×10年)も増えます。
しかし、もらえる総額が、65歳からもらった人の総額を越えるのは、86歳を過ぎてからです。
86歳以降、どんどんその差を広げて行きます。

86歳以降に、より多くのお金をもらうことに意味はあるのでしょうか?
私はあまり意味がないと思います。

健康寿命というのがあります。
健康で介護などを必要とせず自立した生活を送れる年齢を表すものです。
2019年のある調査によると、健康寿命は男性が 72.68年、女性は 75.38年になっています。
それ以降は何らかのガタが来て、生活に支障をきたすということです。

また、それまで生きているのかさえ不確かで怪しいものです。
せめて健康寿命がある内は楽しい暮らしを送りたいものです。

それでも年金の受給額は増やしたい

私は、数回転職をしました。
そのため、年金を満額納めてはいません。
ですからもらえる年金も不十分です。

しかも安月給のブラック企業(自称)に勤めていたので、基準となる年金額自体が少ないのです。
当然、受給額も平均より少なく、少しでも増やしたいと思っています。
そのために、働ける限り働くのは大原則です。
収入が多いに越したことはありません。

しかし、仕事は自分で選んで、好きなものを好きなだけやりたいものです。
幸い私は、自分の好きな仕事を探し出すことができました。
週に4日だけ、しかも1日に4~5時間労働という幸運を得ました。
探せばあるんですよ。

1日8時間労働とか週休2日とか考えたくもありません。
週休3日、しかも短時間働いた分だけ。
なんと素晴らしい生活でしょう。

ブラック企業に勤めていた頃は、そんな働き方を探し求める努力もしていませんでした。

フリーターとなったので、厚生年金をつけられず、厚生年金の上乗せはできません。
それでもブラック企業で働いて、会社の無理を聞き、やりたくもない仕事をやらされていた頃と比べると、夢のような生活です。

ただし、このゆるい条件を達成するためには、厚生年金だけは通常通り受給する必要がありました。
そこで、厚生年金だけ通常通り65歳から受給して足りない分に充てます。
余ったら投資に回します。

そして、国民年金だけですが、繰下げ受給にして、年利 8.4% (0.7% × 12か月)で増額させて行きます。
国民年金だけでも、欲しいときに受給開始ができるという選択肢を残すこともできました。
繰上げ受給をしてしまうと、こういう自由もありません。
毎年、国民年金の受給額が増えて行くのを楽しみにしながら、働ける限りゆったりと働き続けます。

私なりの年金受給の考え方

月に 0.4% ずつ減額されても、年金の繰上げ受給をする人が大部分だと言います。
早くもらいたいという人が圧倒的に多いのです。
私からするともったいない話だと思います。

元本が保証された投資(投資とは言えませんね)のようなもので、年に 8.4% も増えて行くものを保有できるのです。
働けない、働きたくないという人は別にして、働けるのなら働ける限り働いて繰下げ受給でしょう。

働くことで、社会との関係を維持することができます。
急に老け込むことを防止することができます。
厚生年金だけを受給することで、収入面で余裕が生まれます。
その余裕で労働時間や労働条件にも幅を持たせて自由な選択をすることができます。
好きな仕事を好きな時間だけ選択する可能性も生まれて来るのです。
70歳まで国民年金だけ繰下げ受給にして、増やせるだけ増やします。
しかも、これをいつ変更しても良いという自由な選択肢も得ています。
いつから国民年金をもらい始めるのかも自由なのです。

できるだけストレスフリーで仕事を続け、老後資金を増やせるだけ増やす。
この方向でしばらくやって行きます。

しかしこれは私個人の選択です。
誰にでもあてはまるわけがありません。
人それぞれの条件が違うからです。
また人はいつ死ぬかもわからないからです。

あなたにはあなたの選択があるはずです。
人生はその選択によって成り立っているのです。

できるだけ多くの情報を得て、じっくり考えて、自分で納得の行く選択をしてください。

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