老人版 FIRE

老後資金を増やす投資

老後の FIRE

定年退職した後も継続雇用で働いたり、別の道に進んで働いたりする人が増えています。
一体いつまで働くのでしょうか?

生涯現役を貫いて、生涯役者をやるとか100歳になっても医者をしているとか80歳になってもパソコンでゲームを作成してヒットさせたりしている人もいます。

老後の FIRE(経済的自立、早期リタイア)というのを私は考えています。
本来 FIRE とは、資産運用により不労所得を得て働かずに暮らせる状況を作る事なのですが、私の考える FIRE とは「好きなことをして経済的に自立すること」を目指します。

「経済的自立」は、働かずに暮らすという意味ではなく、好きなことをして暮らして行ける状況です。
生きるために他人に決められた時間、決められた仕事をやらされるのではなく、楽しく暮らすために好きな時間、興味を持てることを追求して行くことができる生活を送ることです。
好きなことをしてできるだけ自由に暮らすこと。

「早期リタイア」は、定年退職よりも前に仕事を辞めるという意味ではなく、人から仕事をやらされる状況を脱して、自分で決めた好きなことをできるだけ早く実現することを言います。

全くの個人的な定義です。

お金のために働くのをやめたら老人版 FIRE の実現です。
働くのも自由だし働かないのも自由な状況です。

老後の FIRE の実現に向けて

本来の FIRE は資産運用によって不労所得を得て働かずに暮らせる状況を作り出すことです。
用意した資産を投資に回しそれを年利4%で運用するというものでした。

自分が年間240万円(月に20万円)で暮らして行くと決めます。
必要な資産は決めた金額の25倍です。
240万 × 25 = 6000万 となります。

年利4%ですから
6000万 × 0.04 = 240万 となります。
これを毎年引き出し、6000万はまた投資に回すということです。
ですから、6000万円貯まったら FIRE 開始となります。

あり得ません。6000万円なんて無理です。

しかし私が考える老後の FIRE は話が違います。
資産の運用だけで生活費の全額を賄うわけではありません。
私には年金があります。
年間240万円で暮らして行くと考えたら、240万円から年金の年額を引いた差額を資産運用で賄おうという考えです。

年金で足りない分を埋める方法を見つけてそれを実行しさえすればいいのです。
それでも足りなければ、週に数日働くか、貯蓄を取り崩して行くか、生活レベルを下げるかの選択をしなければならないでしょう。
これならかなりハードルが下がるはずです。

こんなことは若い内から真剣に考えて実行しておくべきことでした。

若い人は時間が有り余っています。
ぜひ本来の FIRE を目指して欲しいと思います。

私には息子がいます。
息子には FIRE を目指して欲しいので、私が感銘を受けた「お金の大学」(リベ大学長 両さん著 朝日出版)を読むようにすすめました。
この本は非常に勉強になるのでお勧めです。

→ 「お金の大学」(リベ大学長 両さん著 朝日出版)

そうすると「その本なら持ってるよ」という返事でした。
そこで「じゃあ証券口座開いた?」と聞くと、「まだ開設していない」とのことでした。
それ以前にネット銀行の口座すら開設していませんでした。
なんと郵便貯金の口座しかないと言うのです。
私は開いた口が塞がりませんでした。

学んだことはちゃんと実行しようよ。
家の嫁さんも同じです。
何回か証券口座を開設して NISA を始めるように言ったことがあります。
しかし、全く聞く耳を持っていません。
「面倒くさい」の一言で一蹴されます。

私はもうあきらめています。
情報弱者や貧困老人はなるべくしてなって行く。

その選択をしているのもあなたなのです。

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