iDeCoかつみたてNISAか一般NISAか?

老後資金を増やす投資

信託投資を考える

老後は年金だけでは生活できません。
これは、国も言っていることです。
私も、もらえる年金と自分の家計の収支を考えればとても生活は苦しいということがわかりました。
放置しておくと、貧困老人まっしぐらです。
どうするのか?

まずは、減らせる出費は極力減らすことです。
そして、働ける内に働くことです。
次に、貯蓄をすることです。
そして、労働以外の収入を得ることです。

そんな方法はあるのでしょうか?

私は働き続けてその余裕資金で積み立てNISAを始めました。

NISA は2024年から大幅にその制度が変更されます。
変更点に関してはこの記事の最後にまとめて解説します。
以下の記事は 2023年までの制度に関するものですので、ご注意ください。

個人年金ともいえる iDeCo(イデコ)というのもあります。
しかし、これは60歳までしか利用できません。
(2022年の改正で、65歳まで加入期間が延長される予定です)

iDeCo には所得税の控除があり、非常にお得です。
若い人はやるべきです。
お得感しかありません。
将来、個人年金として役立ちます。
ただし、60歳になるまでお金を引き出すことはできません。
また、元本が保証されているわけではありません。

NISAは大金を持たない私でもできる少額で始められる信託投資です。
預貯金ではなく、投資なので元金は保証されていません。
しかし、メリットがあります。

投資で得られた利益には普通税金(20.5%)がかかります。
NISAは、これが非課税になります。
NISAは、リスクと手間を極限まで軽減してくれます。

NISAは、自分の好きな個別銘柄の株を選ぶことはできません。
指定されたINDEXファンドからお気に入りのファンドを選びます。
株の素人にはこれがぴったりなのです。
要するにお任せの「パッシブ運用」です。
素人がへたにあれこれ考えて株を買っても勝てません。
「下手な考え休むに似たり」です。
休むどころか、全財産を失いかねません。
NISAで購入するインデックスファンドは、金融庁がフィルターをかけて、あらかじめ粗悪な銘柄を除いてくれたものなのです。
つまり非常に優良なファンドから選べるということです。
すべてお任せの「パッシブ運用」ですから、一度始めたらほとんど何もする必要がないのです。

優秀なファンドマネージャーに運用を任せた方がもっと儲かるのではないか?
そう考える人もいるでしょう。
しかし、なんとパッシブ運用の方が、ファンドマネージャーの運用よりも利益を出しているという統計があるのです。
もちろん短期的には上下がありますが、長期的に見るとインデックスファンドでお任せというのが正解なのです。

素人は、長期安定した資産形成をしたいのであれば、積み立てNISAから始めるべきです。
ただし、積み立てNISAは、年間40万円までという限度額があります。
期間は20年まで非課税です。

一般NISAというのもあります。
こちらは、年間の限度額が120万円で、非課税の期間は5年間となっています。

そして、NISAは一人1口座しか持つことができません。

積み立てNISAか一般NISAかどちらかを選択しなければなりません。
素人は迷わず、積み立てNISAです。
色々と迷って、私は積み立てNISAにしました。

NISAを始めるには、証券会社に総合口座を開設しなければなりません。
この口座を通して、初めて株が買えるのです。
この証券会社をどこにすればいいのかがわかりません。

あれこれ勉強した結果、私は「楽天証券」に総合口座を開設することにしました。
楽天証券にはいくつかのメリットがあったからです。

2024年からの新NISA制度とは?

今までとは全く異なる新NISA制度が、2024年から始まる予定です。

主な変更点を挙げます。

✅ 旧一般NISAは「成長投資枠」、旧つみたてNISAは「つみたて投資枠」という名前に変わります。
✅ 年間の投資限度額が旧一般NISA 120万円 → 240万円に、旧つみたてNISA 40万円 → 120万円 に大幅に増額されます。
✅ 生涯非課税限度額が 1800万円に拡大されます。(内、成長投資枠は 1200万円)
✅ これまで限度額は株を売却して使ってしまうと増やせませんでしたが、新制度では売却した分の買付金額分の枠が復活します。
✅ 非課税保有期間が、旧一般NISAは5年間 → 無期限に、旧つみたてNISAは20年間 → 無期限になります。どちらも無期限に保有できるということです。
✅ 旧一般NISAは2028年まで、旧つみたてNISAは2042年までと制度の運用が限定されていましたが、どちらも恒久化されます。つまり、新制度はずっと続くということです。
✅ 今までは一般NISAかつみたてNISAかどちらかを選択しなければなりませんでしたが、両方を選択し同時に行うことが可能になります。

かなり大幅な変更です。
今のNISAの運用を再検討する必要があります。


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